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生と死 存在の詩
【MEMO】木の存在感が胸の中で大きくなります。終戦後のシベリアで、抑留された人たちが手をつな
ぎあって1本の木を抱き、厳寒の夜を凍え死なずに生きのびたという話に、この詩人は公園に行って
自分の手で木の肌をさわります。彼女はたぶん長いあいだ木の前で、木の声を聴いていたのです。
木と人とのつながり、人と人とのつながり、この世にあるものどうしのつながりを深く想ったのです。彼
女もまた木と同化したのです。この詩を読んだあなたも、1本の木の幹に抱きついてみませんか?

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存在の詩2「草とは」へ
存在の詩3「すばらしい手」へ
存在の詩4「夜明けの歌」へ

存在の詩6「風」へ
存在の詩7「雨」へ
存在の詩8「春」へ
存在の詩9「生滅」へ 
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〜「きょうは詩人」(2号・2001年)より〜
〜「きょうは詩人」(2号・2001年)より〜